レシーブ

【卓球初心者へ】フォア前のレシーブを完璧にする5つのコツを徹底解説

池田亘通
池田亘通
こんにちは!全日本選手権に4度出場し、全日本ラージで2度優勝している池田亘通(いけだわたる)と申します!
現在は全国各地で講習会などのコーチ活動を行なっています。

この記事ではフォア前のサーブに対するレシーブについてわかりやすく徹底解説しますね!

フォア前のサーブに対するレシーブは、ラケット角度や足の位置など気にしなければいけない点が多く、初心者の悩みの1つと言えます。

ましてレベルが上がっていくにつれて、フォア前のサーブからの展開で勝負を仕掛けてくる選手も増えてきます。

今回は、そんなフォア前のサーブに対するレシーブについて徹底解説していきます。

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フォア前のサーブをレシーブするときに意識すること5選

1.しっかりと体を台に入れる

フォア前のレシーブで1番ミスをしてしまう原因は、体が台の中に入っていないこと。

手先だけでのレシーブは安定感に欠けます。台の中に体を入れるためには右足がとても大切。(左利きなら左足)

右足をボールの地点まで持っていくイメージで動かすことで、体が台の中に入っていきます。

2.ラケット・顔・ボールの3つを近づける

フォア前の処理ではラケット・顔・ボールの3つを近づけることを意識しましょう。この3つのうちどれか1つでも遠いとミスをする原因になってきます。

これはフォア前に限らず台上技術全般に言えることです。

練習中からこの3点を意識し、試合中のとっさの場面でも上記3つが近づくようになるのがベストです。

3.バックスイングを引きすぎない

フォア前のサーブをうまくレシーブできない選手は、バックスイングを引きすぎてしまうことが多いです。

基本的に台上技術はバックスイングをあまり取りすぎないように意識しましょう。

台上で打つということは、相手の台までの距離が短いです。

そこでバックスイングを大きく取り強く打ってしまうのはミスをするリスクが非常に高くなってしまいます。

4.バックへのロングサーブに気をつける

フォア前のサーブとセットで攻めてくるのが、バックへのロングサーブです。

フォア前だけを意識していると、いざバックへのロングサーブを出された時に詰まってしまい対応することが難しいです。

フォア前のレシーブをするときは、頭の片隅でもロングサーブを警戒しているだけでレシーブの成功率が決定的に違ってきます。

同じように、ロングサーブだけを待っているとフォア前のサーブに対して遅れてしまいます。逆もまた然りです。

5.打った後しっかりと戻る

フォア前のサーブをレシーブするときは体が台の中に入りますが、初心者の選手はそのままその場に留まってしまいます。

そしてボールが返ってきて、慌てて返球しようとして詰まってミスしてしまう。

これを避けるためには、フォア前の打球後しっかりと次のボールのために戻ることが大切です。

1球先を見据えて動くことを意識していくことで、少しずつレベルアップしていきます。

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【回転別】卓球でフォア前のサーブをレシーブする方法

下回転系のフォア前のレシーブ

下回転系のフォア前サーブに対しては、基本的にストップやツッツキで返球するのが一番ミスのリスクが少ないです。

打球する時のポイントとしては、バウンド直後を捉えることを意識しましょう。

サーブはバウンドしてから時間が経つと回転が増します。

回転が強力な下回転サーブをレシーブするには、バウンド直後を捉えることでミスのリスクを最小限に抑えることができます。

動画でも解説しています⬇︎

順回転系のフォア前のレシーブ

順回転系のサーブは打球時に右方向に大きく飛んでいきます。なので、自分が狙う地点よりもやや左側を狙って返球することを意識しましょう。

気をつける点としては、順回転のサーブはバウンド直後にボールが大きく伸びてくる可能性が高いです。

なのでラケットがやや高い位置からレシーブに入ることを意識しましょう。

逆回転系のフォア前のレシーブ

逆回転系のサーブは打球時に左方向に大きく飛んでいきます。

なので自分が狙う地点よりもやや右側を狙って打球することを意識しましょう。

その際気をつけるポイントとしては、順回転系のサーブと同じように逆回転系のサーブもバウンド直後にボールが伸びてくる可能性が高いです。

なのでラケットがやや高い位置からレシーブに入るように心がけましょう。

卓球でフォア前のサーブをレシーブするための練習方法

1.実際にサーブを出してもらう

一番手っ取り早いのはもちろんこれ。たくさんのサーブを受ける経験に勝る練習はありません。

練習相手が色々な種類のサーブを出すことができる場合は積極的に練習しましょう。

最初から色々な種類の回転のロングサーブを出してもらうのはレシーブが難しいため注意。

まずは下回転系のサーブに対するフォア前のレシーブから練習をスタートしましょう。

慣れてきたらそこから順回転・逆回転・ロングサーブも交えてのレシーブなども積極的にチャレンジしていきましょう。

2.多球練習でフォア前にボールを送ってもらう

練習相手がいないときにオススメの練習はこれ。マシンで角度とスピードを設定してフォア前にボールを送るようにしましょう。

実際のサーブを受けるよりも経験値的には劣りますが、それでもレシーブの良い練習になります。

この練習の際に大切なのは、1球ごとにしっかりとレシーブの基本の構えに戻ること。

ボールが来る地点で待ち構えてレシーブしてしまっては練習になりません。気をつけましょう。

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